人工知能学会 第69回 人工知能基本問題研究会 (SIG-FPAI)
主査 有村 博紀
幹事 山本 章博,伊藤 公人,喜田 拓也,坂本 比呂志,村上 知子,相原 健郎
担当幹事 相原 健郎
■開催日:3月24日(月),25日(火)
■会場:国立情報学研究所 12F会議室,東京(http://www.nii.ac.jp/introduce/access1-j.shtml)
■テーマ:特集「スキルサイエンス」,「論理プログラミング」および一般
Skill Science, Logic Programming
■招待講演:
「スキルサイエンス」
・古川 康一 氏(慶應義塾大学 政策・メディア研究科教授 兼 環境情報学部教授)
・仰木 裕嗣 氏(慶應義塾大学 政策・メディア研究科教授 兼 環境情報学部准教授)
・諏訪 正樹 氏(中京大学情報理工学部教授)
・中島 秀之 氏(公立はこだて未来大学学長)
「論理プログラミング」
・Robert Kowalski 氏(Imperial College, UK)
・Fariba Sadri 氏(Imperial College, UK)
■開催趣旨:
本特集の対象は身体知である.身体知とは、身体が憶え込んだこつ・技(スキ
ル)・知恵などを指し、身体運動の多様性,暗黙性,文脈依存性,個人性など,
様々な要因を含む.
音楽演奏,歌唱,スポーツ,ダンス,複雑な機器の操作,医療手術、デザイン
など,扱う例題はいわゆる暗黙知であり,知的活動の中でも解明されていない
部分が多い研究領域の1つと言える.
更に、身体知学習を支援する環境のデザインも次世代の研究トピックとして必
要不可欠である.身体知の学習プロセスの解明、およびその支援環境のデザイ
ン方法論は、AIの取り組むべき重要な問題の1つとして、今後も基本問題研究
会の主たるテーマとして面白いトピックであると考える.
本特集では、従来のいわゆる人工知能研究の枠にとらわれず、情報科学、スポー
ツ科学、哲学など幅広い研究分野から、例えば以下のような研究テーマを募集
した.
(1)身体動作生理計測技術(開発)による身体知理解
(2)身体知学習モデル(運動モデル、力学モデルなど)による身体知理解及
び学習支援
(3)身体知の言語化の方法論(メタ認知など)構築による学習支援
(4)情報処理技術(データマイニング、動作生理計測技術、センシング技術)
のフィードバックによる学習支援
(5)身体知のコーチング方法論の探究
(6)道具や練習環境のデザインの実践および方法論構築
(7)言語と身体の哲学的考察
また今回の研究会では,もう1つのテーマとして,知識処理としての論理プロ
グラミングにも焦点を当て,論理プログラミングからスキルサイエンスまで,
古川先生をはじめ内外からの複数の招待講演者を招き講演を頂く.
■参加費:無料
■資料代:1冊1,500円
ただし,学生会員の参加者には無料で配布いたします。
会員でない方はこの機会に是非入会ください。
online入会はこちら↓
http://www.ai-gakkai.or.jp/jsai/info/member_join.html
■懇親会
日時:3月24日(月) 18:00-20:00
場所:学術総合センター 3F喫茶室
代金:3,000円/人 程度
で企画しています。
参加ご希望の方は下記にお申込みください。
大勢のご参加をお待ち申し上げております。
■お問い合わせ先:相原 健郎(国立情報学研究所)
E-mail: sigfpai69@nii.ac.jp
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★プログラム
3月24日(月)
●受付開始(09:45-閉会)
●開会 10:15
●セッション1 (10:20-12:00) 4件
座長:山本 章博
10:20-10:45
「近似解探索のためのAmida-Pick Upアルゴリズムの提案」
○ 金坂 径士 (東海大)
10:45-11:10
「解集合プログラミングによる議論の意味論の計算」
○ 若木 利子 (芝浦工業大), 新田 克己 (東京工業大),伊藤 浩太 (芝浦工業大)
11:10-11:35
「グラフデータベースからの上位K強相関部分グラフ対の発見」
○ 木内 康裕, 尾崎 知伸, 大川 剛直 (神戸大)
11:35-12:00
「順序木データベースからの相互非類似パターン集合の発見」
○ 浜口 泰平, 尾崎 知伸, 大川 剛直 (神戸大)
お昼休み (12:00-13:15)
●招待講演「論理プログラミング」 (13:15-15:15) 2件
座長:有村 博紀
13:15-14:15
"Problems of Logic Programming"(abstract)
Imperial College(UK) Robert Kowalski 氏
14:15-15:15
"KGP - A Computational Logic Based Model of Agency"(abstract)
Imperial College(UK) Fariba Sadri 氏
休憩 15分
●パネル討論 (15:30-17:30)
『第5世代コンピュータプロジェクトと論理プログラミング』に関するパネル
「論理プログラミングのこれまで,いま,これから」
司会:佐藤 健 (NII/総研大)
パネリスト:
Robert Kowalski (Imperial College, UK)
古川 康一 (慶応大)
佐藤 泰介 (東京工業大)
山本 章博 (京都大)
●懇親会
18:00-20:00 学術総合センター 3F喫茶室
3月25日(火)
●受付開始(9:00-閉会)
●セッション2 (09:00-09:50) 2件
座長:相原 健郎
09:00-09:25
「限定的枝刈りによる飽和系列パターンと極大系列パターンのマイニングアルゴリズム」
○ 北原 洋一,櫻井 茂明,植野 研,折原 良平 (東芝研究開発センター)
09:25-09:50
「2関節筋モデルを組み込んだ動作生成について」
○ 秋葉 隆次,原口 誠,吉岡 真治 (北海道大)
休憩 10分
●招待講演「スキルサイエンス」(1) (10:00-12:00) 3件
座長:原口 誠 (北海道大)
10:00-10:40
「スキルサイエンスにおける発想推論の役割」
慶應義塾大学 古川 康一 氏
10:40-11:20
「計測技術とスキル」
慶應義塾大学 仰木 裕嗣 氏
11:20-12:00
「メタ認知的言語化とスキル」
中京大学 諏訪 正樹 氏
お昼休み (12:00-13:00)
●招待講演「スキルサイエンス」(2) (13:00-14:30)
座長:諏訪 正樹(中京大)
13:00-13:45
「スキルサイエンスに期待すること」
はこだて未来大学 中島 秀之 氏
13:45-14:30
「全体討議」
●閉会(14:30-14:35)