2024年12月21日(土) 10:00 - 18:00
こちらの人工知能学会合同研究会2024の参加申込フォームより参加申込を行ってください。登録締め切りは12月16日(金)です。
参加人数が会場のキャパシティを超えると予想される場合は、事前参加登録を早期終了する場合があります。
本イベントはハイブリッド開催です。オンラインで参加予定の方も上記の参加フォームからご登録ください。
参加登録の際には「参加予定の研究会」から「人工知能基本問題研究会 2024-12-21」をご選択ください。
当研究会の聴講は無料です.
慶應義塾大学 日吉キャンパス 協生館2F 多目的教室2
オンライン開催(Zoom)
特集「グラフ数え上げアルゴリズム」
部分グラフの数え上げは、グラフを扱う様々なタスクに出現する基本的な計算です。しかしながら、グラフ数え上げは計算が困難な問題であり、実践的なアルゴリズムが求められます。今回の研究会では、International Symposium on Graph Counting Algorithm (ICGCA) 2024 の結果報告会、および実践的な数え上げアルゴリズム技術に関連する企画セッションを開催します。なお本研究会は人工知能学会合同研究会2024の一部として開催します。
Graphillion 2.0 --- グラフの問題を解くためのPython ライブラリの新バージョン
Graphillion は部分グラフ列挙の手法によりグラフに関する様々な問題を解くための Python 言語のライブラリである。例えば与えられたグラフの2点間のパスをすべて列挙し、圧縮して保持することで、パスの数え上げやランダムサンプリング、最小・最大重みパスの抽出、条件を指定したフィルタリング等の操作が可能となる。パス以外にも全域木やマッチング等、多くの対象を扱うことができる。Graphillion 2.0 はさらに多くの機能を追加した開発中の新バージョンである。Graphillion 2.0 によって独立集合や支配集合、頂点被覆等の頂点集合を扱うことが可能となる。また、弦グラフやスプリットグラフ、コグラフ等、扱えるグラフクラスが増えている。重みが指定した値以下である部分グラフ集合の抽出や、組合せ遷移問題への対応等、最新のアルゴリズム技術をいくつか取り入れている。本講演では Graphillion の新バージョンの機能を中心に、使用法や応用例を紹介する。
命題論理式の投射モデル計数ソルバと応用
命題論理式の充足可能性判定(SAT)問題を解くSATソルバは制約充足問題やソフトウェア・ハードウェアの検証、プランニングなどで活用されている。SAT型手法の枠組みでは、制約式を満たす解の存在を判定するだけでなく、解(モデル)の計数や列挙を行うことで、確率推論や安全性評価などの量的解析への応用が進められている。本講演では、代表的な計数方法の紹介と、これまでに開発した投射モデル計数ソルバGPMCを取り上げる。また、モデル計数ソルバの適用事例として、SATソルバを基盤とした擬似ブール制約ソルバNaPSとの連携による、グラフパス計数やレプ・タイルパズルの解の計数への応用を取り上げる。
招待講演1: Graphillion 2.0 --- グラフの問題を解くためのPython ライブラリの新バージョン
川原 純(京都大学)
招待講演2: 命題論理式の投射モデル計数ソルバと応用
橋本 健二(香川大学)
15:00 - 15:10 オープニング
15:10 - 15:20 ICGCA2024 結果発表
15:20 - 15:35 表彰式
15:35 - 15:45 ICGCA参加者による講演1
15:45 - 15:55 ICGCA参加者による講演2
15:55 - 16:05 ICGCA参加者による講演3
16:05 - 16:30 講演会場に移動、休憩
F会場:来往舎1F シンポジウムスペースにてICGCA 2024 優勝記念講演
17:30 - 17:50 ICGCA 2024論文賞記念講演
17:50 - 18:00 クロージング
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主査: 杉山 麿人
幹事: 西野 正彬、栗田 和宏、鈴木 浩史、中畑 裕、竹村 彰浩
担当幹事: 西野 正彬
連絡先アドレス:kanji@sig-fpai.org
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(※1)研究会資料ID付与規則の変更(2021年4月)
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(※2)紙媒体の奥付に記載された発行日