2. 「相関ルールの評価指標について」
松本一教 (東芝)
相関ルールマイニングでは,不適切なルールが大量に発見されてしまうことも
多い.ルールを絞り込むための指標について議論する.
3.自己の報酬を操作する学習エージェントの構築
○森山 甲一 沼尾 正行(東京工業大学)
環境に適した行動を学習するように自己の報酬を適切に操作する学習エージェン
トの構築について述べる。
4.Graph Rewriting in Topology I : Operators and the Grammar
○ Jian-Qin LIU(ATR、Central-South University, China) and
Katsunori SHIMOHARA(ATR)
In this presentation, we will report our recent and original research
on our proposed and proven the (a) new theory of (hyper)graph rewriting
with advantages in parallism and NP problem solving and merits in the
apsects of igorous AI theory and efficient AI agorithms for applications
in bioinformatics, molecular computers and molecular
electronics(moleware).
5.On A Linear Theory of Knowledge State
房岡 璋(立命館大学)
知識状態を各可能世界に対する確信度のベクトル、知識を行列として表現する
ことにより、信念変更の問題を論じる。
5. ロボットにことばをしゃべらせるには
月本洋(東京電機大学)
ロボットに言葉をしゃべらせるためには、言語を、想像力と身体を通して物理
世界に基礎付ける事が、必要である。
6.招待講演1(15:15-16:15)
コネクショニズムと高次知能
信原幸弘(東京大学大学院総合文化研究科)
概要:コネクショニズムでは、記号的表象を外的表象として産出・処理すること
によって、高次知能が実現されることを論じる。
7.招待講演2(16:30-17:30)
知的情報技術の本質は何か?
大須賀節雄(早稲田大学理工学部)
概要;「知」は多様な面を持っているが、ここでは情報技術的側面、すなわちコ
ンピュータにおける知に焦点を当てる。情報技術的な(ということは実用的に価
値ある)知は人間に負担を掛けないで高機能を提供する、(1)ヒューマンインタ
ーフェースと、(2)高レベルの内部処理、を提供する機能である。これを単一の
機能で実現すると言う考え方は現実的ではない。現実に要求される高いレベルの
機能は、(a)多種類の、より低いレベルの要素機能の実現と、(b)その複合によ
る高度化の技術、によって達成される性格のものが多く、情報技術的にこれを実現す
る方式を開発する必要がある。従来のコンピュータ科学の分野では伝統的に、(a)
の単一機能のソフトウエアを開発するという考え方が受け継がれてきているが、これ
のみでは知的機能の実現は困難であり、むしろ今後の知的機能の実現にとって重要な
のは(b)の技術開発にある。この部分は、これまでほとんど手付かずに、荒れ地の
ままで放置されてきたと言っても過言ではない。本講演では許される時間内で筆者ら
が進めている方式を中心にこの考え方について述べる。
8.討論 (17:30-18:00)