I.概要
テーマ :小特集「ナレッジウエア」及び一般演題 +
招待講演:國藤進 (北陸先端大),平井千秋 (日立)
日時 :2000年3月21日(火),22日(水)
場所 :北陸先端科学技術大学院大学
担当 :櫻井彰人(担当幹事) E-mail: asakurai@jaist.ac.jp
II.プログラム
【3月21日(火)】
一般セッション I
1.13:00− 13:25
論文題目:実環境下で人間の追随を行うロボットシステムの構築
○石川浩一郎, 櫻井彰人 (北陸先端大)
概要:人間の身近にあって,物理的・感情的支援を行うアメニティ・
ロボット構築に向けた実証的研究.
2.13:25−13:50
論文題目:さまざまな視点からの評価値を利用した情報探索
○長谷川 崇朗, 林幸雄 (北陸先端大)
概要:人間の評価データを情報探索に利用し,情報の比較、
可視化により情報空間の探索を支援する.
休憩10分
「ナレッジウェア」小特集セッション I
3.14:00−15:00
招待講演:ナレッジウェアー臨場感を支援する
新しいアウェアネス研究の動向と課題
國藤進 (北陸先端大)
概要:最近、グループウェア研究においてアウェアネス研究と呼ばれる
臨場感と同様の気付きを配信する双方向通信システムの研究が
国内外で盛んである.本講演ではアウェアネス支援グループウェ
アをナレッジウェアに昇華するシナリオと,研究室で開発した事例
を含む代表的アウェアネス研究を紹介 する.
4.15:00−15:25
論文題目:ナレッジチェーンモデル
-組織の中の知識共有を表現する手法として−
○幡鎌 博(筑波大学大学院), 寺野 隆雄(筑波大学大学院)
概要:知識共有の効果を評価/予測するために,組織の中の知識を
ロジスティクスの考え方を用いて表現する研究.
5.15:25−15:50
論文題目:Knowledge Managementの機能と応用
○張 暁龍, 成田 徹郎(日本アイ・ビー・エム(株) BI事業開発部)
概要:組織の目的を達成するため,知識を発見し,活用する体系的な
アプローチに要求される機能,仕組みなどを述べる.
休憩10分
一般セッション II
6.16:00−16:25
論文題目:動的システムによる帰納論理プログラミング
○石川 孝(木更津高専)
概要:節とその間の含意関係からなる動的システムの状態変化によって
準最適な仮説を計算する方法について考察する.
7.16:50−17:15
論文題目:並列アブダクション問題解決用マジックセット
○太田 好彦,水島 和夫 (メディア教育開発センター),
久野 英治,寺町 康昌 (職業能力開発総合大学校)
概要:アブダクション問題からモデル生成問題へのマジックセットを利用した
新たな変換方式を提案する.
8.17:15−17:40
論文題目:部分的に構造的な文字列からの文脈自由文法の帰納的学習
○村松秀宣, 榊原康文(東京電機大学情報科学科)
概要:括弧対の挿入によって部分的に文法構造が与えられた文字列から
文脈自由文法を帰納的に学習する方法を提案する.
懇親会
マイクロバスにて移動(17:50発)
19時30分頃よりまつさき旅館(辰口町)にて
【3月22日(水)】
一般小特集セッション III
9.9:30−9:55
論文題目:インターセクションを扱うことが可能なクラスターグラフの
力指向による描画アルゴリズム
○表 寛樹、杉山公造 (北陸先端大)
概要:複雑な知識構造を可視化するためにインターセクションを扱える
力指向によるグラフ描画アルゴリズムを開発した.
10.9:55−10:20
論文題目:バスケット分析のためのAICによる数値属性離散化手法の評価
○塚田誠 鷲尾隆 元田浩 (大阪大学産業科学研究所)
概要:クラス情報を用いない,バスケット分析のための
数値属性離散化手法の改良とその評価を行う.
11.10:20−10:45
論文題目:概念体系の比較と重ねあわせによる関連発見
○伊藤英毅 ,武田英明 (奈良先端大)
概要:複数の既存概念体系,分類体系に注目しそれらの比較と
重ね合わせによる体系の統合化,関連発見の手法を示す
休憩10分
「ナレッジウェア」小特集セッション II
12.10:55−11:20
論文題目:Webテキストからの個別的な知識の獲得と利用を支援する手法の提案
○鷹城 徹, 久米 出, 武田 英明 (奈良先端大)
概要:WWWブラウザを用いて状況的文脈を獲得し,
個別的な文脈に基づく知識の構造化を行うシステムを提案する.
13.11:20−11:45
論文題目:知識流通に適用可能なXML文書管理技術の開発
○新田 清、小櫻 文彦、井形 伸之、山根 康男、難波 功
((株)富士通研究所 ドキュメント処理研究部)
概要:文書系XMLデータを知識蓄積媒体とするシステムの運用上の問題点を
整理し,それらを解決したシステムを構築した.
昼食休憩60分
「ナレッジウェア」小特集セッションIII
14.12:45−13:45
招待講演:一企業における知の理想と現実
--ソフトウェア設計現場を例にして--
平井 千秋(日立製作所)
概要:日立製作所におけるソフトウェア開発プロジェクトを例に,知識の共有と
知識創造への取り組みについて紹介し,目指すべき方向,現場の実体,
これまでの研究成果について述べる.
15.13:45−14:10
論文題目:コミュニティメンバ間の知識共有を目的とした
メンバの分身エージェントとの音声対話環境
○久保田 秀和(奈良先端大 情報科学研究科) 西田 豊明(東大工学系研究科)
概要:コミュニティ知識共有のための,人を代理するエージェントと
人との音声対話環境を提案する.
16.14:10−14:35
論文題目:コミュニティ知識ベース環境における知識の形成と利用に関する研究
○池田文人(1)(2),山本恭裕(2),蔵川圭(2),中小路久美代(2)(3)(4)
(1)(株)エヌ・ティ・ティ・データ 技術開発本部
(2)奈良先端大 情報科学研究科 (3)科学技術振興事業団さきがけ研究21
(4)(株)SRA ソフトウェア工学研究所
概要:知識の形成と利用を四つのインタラクションに分類し,
それらを支援するフレームワークについて考察する.
休憩10分
一般セッション IV
17.14:45−15:10
論文題目:飽和法と底法の関係データベースへの適用
○田中一志(北大・工), 山本章博(北大・工)
概要:飽和法と底法に基づくILPシステムを関係データベースからの
知識発見に適用する手法について論じる.
18.15:10−15:35
論文題目:一般グラフに対する
Graph-Based Induction とその応用
○松田 喬,堀内 匡,元田 浩,鷲尾 隆(大阪大学産業科学研究所)
概要:一般グラフを扱えるように拡張した
Graph-Based Induction を有機塩素
化合物データなどのさまざまなデータに適用し,その有効性を検証する.
19.15:35−16:00
論文題目:不完全情報環境での時系列情報の獲得
○篠田 孝祐 (北陸先端大), 伊藤 暢浩 (名工大), 國藤 進 (北陸先端大)
概要:誤りを含むような局所情報からより完全な時系列情報生成の方法を
サッカーエージェントゲームを通して示し,その情報の信頼性及び
戦略決定への利用法を探る.